ジェイムズ・トンプソン (作家)
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ジェイムズ・トンプソン James Thompson | |
---|---|
誕生 |
1964年10月16日 ケンタッキー州 |
死没 |
2014年8月2日(49歳没) ラハティ |
職業 | 作家 |
言語 | 英語 |
ウィキポータル 文学 |
ジェイムズ・トンプソン(James Thompson、1964年10月16日 - 2014年8月2日)は、フィンランドのラハティを拠点に活動した推理作家。ヘルシンキ大学で英語文献学の修士を取得。同校でフィンランド語を学び、流暢に話すまでに修得したほか、6か国語を学んでいた。フィンランド人のカリ・ヴァーラ警部を主人公とした推理小説を4編上梓した[1]。
2014年11月には、アカシック・ブックスから自ら編み、自著も含むアンソロジー集"Helsinki Noir" (ヘルシンキ・ノワール)を上梓[2][3]。
作品リスト
[編集]ヴァーラ警部シリーズ
[編集]カリ・ヴァーラは、ラップランド・キッティラの警察官。トンプソンの処女作『極夜/カーモス』(原題:Snow Angels )で初登場。シリーズ第2作『凍氷』(原題:Lucifer's Tears )で、ヘルシンキへ越す。[5]
# | 邦題 | 原題 | 刊行年 |
刊行年月 |
訳者 | 出版社 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 極夜/カーモス | Snow Angels | 2009年 | 2013年2月 | 高里ひろ | 集英社文庫 |
2 | 凍氷 | Lucifer's Tears | 2011年 | 2014年2月 | ||
3 | 白の迷路 | Helsinki White | 2012年 | 2014年12月 | ||
4 | 血の極点 | Helsinki Blood | 2013年 | 2016年1月 | ||
5 | Helsinki Dead | [注 1][6] |
その他の文学関連のこと
[編集]トンプソンは、オンライン・レビューサイト『ニューヨーク・ジャーナル・オブ・ブックス』に最初にレビューをし、後にレビュアーとなった。運営元は、トンプソンの早すぎる死を悼み、彼のレビュー一覧のページに追悼の言葉を載せた[7]。
フィンランド語のみでの出版物
[編集]- Jerusalemin veri (2008)
- Jumalan nimeen (2010)
その他
[編集]- Helsinki Noir (2014年11月 ISBN 978-1617752414)[4] - トンプソンが編んだアンソロジー集
出典
[編集]- 注釈
- ^ 2014年に刊行予定だったが、著者の死去に伴い遅れている。
- 出典
- ^ “Author Bio”. 2014年8月4日閲覧。
- ^ a b “Suomessa asunut huippudekkaristi Jim Thompson on kuollut” (フィンランド語). ヘルシンギン・サノマット: p. B 3. (2014年8月3日)
- ^ Akashic Books
- ^ a b “Suomessa asunut suosittu kirjailija menehtyi” (フィンランド語). Iltalehti. (2014年8月4日) 2014年8月4日閲覧。
- ^ “List of Kari Vaara books”. 2014年8月4日閲覧。
- ^ “Twitter”. Ann Rittenberg Literary Agency. 2014年8月5日閲覧。
- ^ http://www.nyjournalofbooks.com/reviewer/james-thompson-reviewer